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ゲーム二次創作中心ブログ。 更新まったり。作品ぼちぼち。

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仮面の奥で蛇はほくそ笑む。
*
凶相の男が立ち去った後、幾月はゆらりと立ち上がり、タクシーの遠ざかっていく音を耳聡く察知し、
一帯に響き渡るような大声で、大笑した。

周囲の社員が薄気味悪く眉をひそめる中、そっと普段の穏和な表情に戻ると、鉄壁の善人面の奥でほくそ笑む。

勝った。
私の勝ちだ。

運命は私を選んだ!!

そう確信せざるを得ない。私は死神を手に入れた!!

そこまで思い至り、幾月は勝利の余韻を堪える事が出来ず口元に含んだ笑みがこぼれ落ちる。

堂島め。勝った気でいるのか?おめでたい奴め!
お前は知らないのだろう?
私が研究していたのはエウリュディケだけだとでも?

…馬鹿め。それはあくまで「もしもの備え」よ。
私の望んでいたもの。
それには「死神」が不可欠なのだよ!
…ふふ、どうやら岳羽主任の今際の言葉、私が改ざんしたデータを信じているらしい。
だが、それでいい。でなくば、私の真なる目的は知れるはずもないのだから。

「滅び」を呼ぶのは、「皇子」たるこの私だ!
そのためには、是非とも目覚めてもらわなければ。
…「宣告者」にな。
後は、成瀬双葉をどうやって飼い慣らすか…まあ、ファザコンの扱いは慣れている。
見ていろ堂島。
最後に笑うのは、この幾月修司なのだよ!!
貴様には、近いうちに目に物見せてくれよう…。

「フフフ…クク…フフフフフ」
押し殺した笑みが、本社ビルの片隅に消え、それを聞き取る者は遂になかった。













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