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ゲーム二次創作中心ブログ。 更新まったり。作品ぼちぼち。

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三度目の正直。
*
数日後の夕方。
人通りの増える商店街から、一人「ピンポンDASH」に入る人影があった。
先日のハネっ髪女子大生・のどかである。
「(…はああ、結局何してるんだろう、…アン大の前まで来てるし…)」
花見場所の下見の際に、同期生の杏奈に何の気無しに言われた言葉に触発され、気がついたらここまで来ている自分に苦笑するほかない。

しかも、実は初めてではない。
…といっても三回目くらいだが。だが。

それに、実はここ数日、市内近隣の大学生が集うネット掲示板で妙な噂が流れていた。
自分の通うアナマリア女学院大学だけでなく、この市内近辺には大学が多い。
内、有名どころだけでも名門国公立瀬賀大学、
近年学力・人気・知名度共に急上昇中の私立アーサー国際大学(通称アン大)など、
少子化もなんのそのの人気大学がひしめいており、各大学ごとのカテゴリを持つこのネット掲示板は目新しい情報収集の場となっていた。

そこの【アン大周辺情報】というトピックに、複数の人物から、同一内容と思われる書き込みがあった。

安佐庵が、最近大学側に出来たばかりのゲーセンに入り浸っている、と。
しかも、やはりクイズのゲームをプレイしており、相変わらず鬼の如く強かった、と。
非常に小さく、盛り上がりもしない、つまみ程度の書き込みだったが、それを目にしていてもたってもいられなくなった。

「(庵君、もうマスコミ出演止めたと同時にクイズも止めたって聞いてたけど…)」
やはり、あれだけの技量を持っていた人物である。
ゲームでくらい息抜きにクイズをしていても、おかしくはないはずだ。
それなら、そこへ行けば会えるかも知れない…。

……
我ながら、短絡的な思考だったと思う。
いつも居る訳じゃないし、第一居たとして、何と声をかければ良いのか。
「覚えてますか?」
…なんて、一度会ったきりの自分が言っても一笑に付されるだけのようで。
第一、高校卒業以来ゲーセンなんか行った覚えが無いから、クイズと言われてもどんなゲームをしているのかもよく分からないでいる。

「まあ、いいや。とにかく…敵情視察して、帰ろ」
開店してまだ日の浅い店内はヤニ臭くもなく、明るい内装が好感触である。
ともかく太鼓でも叩こうかと1階を見渡し、次に2階へと。
下はクレーンゲームや格闘ゲームが多かったが、こちらは割と様々な種類のアーケードゲームが主体のスペースのようだ。
トイレ脇の奥まった角に三味線ゲームと共に並んだ太鼓を見つけると、まばらに座った客の間をぬって座席の横を擦り抜ける。

その時、ふと一つの筐体に目が留まる。
中央に専用モニター画面を置いた、四つ並びのサテライト。
………筐体の画面前、中央に見たことあるような大きいボタンが一個。

「(…は、早押しボタン…?)」
見た瞬間、血が騒いだのが分かった。
高校生の頃、こいつを思いっ切り叩きたいがために勉強し、
友達を巻き込んでクイズの出し合いをしたり。
本戦時に一度も押せなかった、あの思い出が脳内を瞬く間に駆けめぐる…。

「『Answer×Answer』っていうんですよ、そのゲーム。早押し主体のクイズゲームです」
画面をぼんやり見ていたのが分かったのか、清掃していた若い店員に声を掛けられる。

「アンサーアンサー?」
「ええ、よろしければプレイしてって下さいね。うちは百円でプレイ出来ますし、キャラメイクするならカード購入してからの方が得ですよ」

サテライトの脇にありますからね、と一番奥の筐体横、両替機の横に据え付けられたカード販売機を指差す。こちらは一枚三百円と書いてある。
へー、と思いとりあえず画面と販売機を眺めて、ひとまず専用カードを購入すると着席。
カードを差し込み、百円を投入し、キャラ選択を始める。
どうせそう大した事はないだろうし、クイズゲームって言ったら大抵はマニアックな問題に傾倒してるだろうし、あまり期待はせず…。
「さてと…じゃあ、まあ普通に女の子キャラを選択して…」

【続く】












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