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ゲーム二次創作中心ブログ。 更新まったり。作品ぼちぼち。

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糸目、一週間を振り返りながら。
*
「(庵先輩、本当に普段はゆるいなあ…)」
先日の騒ぎになったクイズ勝負以来、庵はゲーセンで件のクイズゲーム「Answer×Answer」をプレイしていないようである。
もしも、プレイする段になったら店内対戦を申し込もうと心に決めて早数日、敦は先日見た庵のプレーは、もしかしたらたまたま偶然の、久々な珍しい快挙だったのではないかと思うほどに庵の天然…もといフリーダムな言動に困惑しきりであった。

まずゆるい。授業態度も何もかもゆるい。
一・二年合同のゼミで隣に座っていると、半分は寝ている。
晶はそれに動じた様子もなく「睡眠学習中なんだね」と涼しい顔でスルーである。
講義中の教授も気付いていながらスルーである。もはや表情に諦めの境地が伺える。

時折もそりと起きあがるとノートに何事か書いているのだが、そろりと覗くと半分以上は…よく分からない絵…のような落書きで埋め尽くされている。
中央に今日のゼミの講義内容のタイトルが書かれ、同心円状に文字と落書きがごっちゃになっている。

一瞥して、カオスな記帳である。意味以前に、何を熱心に書いているか分からない。

何故に経済の講義でひまわり(のようなイラスト)やら半壊した住宅(に見えるイラスト)が書かれるのか。
当人にそれとなく尋ねても、「ええ?これ花じゃないって」とにっこり即答され、後は自分の世界に戻ってしまう。

しかもシャーペンの握り方すら箸持ちならまだしも、グーの握り持ちである。
幼稚園児の如く、グーで力強く筆記している。

黒粉が擦れて、更に読みにくくなるったらない。
絶対に、借りても判読出来ない。
長年の付き合いがある晶でさえ、「庵のノートは当てに出来ない」と太鼓判を押している。

しかし、それを元に、寮の自室に戻ってパソコンで清書し、最高評価の「優」評価がもらえるようなレポートが書けるというのだから分からない。
あれが天才の頭脳ってものなのかなと思うと、神様って不公平だなあと、珍しく敦は自分の不器用さを思い溜息を漏らしてしまうのであった。

それなら庵は周囲から浮いているのかと言えば、普通に溶け込んでいる。
底なしの食欲を除けば害はなく、人懐っこくそれなりに気の良い性格が功を奏しているようである。
同級生的には「マスコット」ポジションらしく、時折ラウンジでまったりしていると、
「菓子食うか?」
「食う(* ´ω`)ノシ」等、餌付けを彷彿とさせる光景が見られる。

何というか、庵の物食う姿は癒し系に近い。
生まれたての小動物がひまわりの種をもの凄く真剣にかつ美味しそうにかじりついてるように見えるから困る。

「庵は、全然ちびっ子なんだよね。…良い意味でも、悪い意味でも」
同級生やゼミの講師から庵の保護者認定を為されている晶は、溜息混じりにそう敦へぼやくのであった。

【続く】












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