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ゲーム二次創作中心ブログ。 更新まったり。作品ぼちぼち。

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探索開始。
*

深夜11時。
榎本のサーチと少年達の証言に基づき、影時間に最深部へ侵入出来るように綿密な計画を立てると、サポートも含めて全員洋館のエントランスへと集合した。数日の間で搬入した影時間対応型機材の最終チェックを終えると、ナビ役の榎本のペルソナ・シーサーを先頭に、俺は突入部隊を引き連れて洋館内部へと入った。

突入部隊は4人。いずれも、元俺のチームの人間ばかりだった。
俺、成瀬陽一。ペルソナ名「スーリヤ」。
「太陽」のアルカナを持ち、火炎と破魔の魔法を得意とする。現場指示は俺の担当だった。
堂島尚貴。ペルソナ名「クラオカミ」。
「月」のアルカナを持ち、氷結と呪殺の魔法を得意とする。この頃もサブリーダーとして俺の補佐を担っていた。
金森由加里。ペルソナ名「フレイヤ」。
「女教皇」のアルカナを持ち、旋風魔法を得意とする。紅一点だったあいつは、実質回復役だ。
狗神智史。ペルソナ名「マカミ」。
「剛毅」のアルカナを持ち、火炎と電撃の魔法を得意とする。こいつは、榎本と並んでチーム内の弟的存在だった。童顔だったせいかも知れないが、腹の読めない奴でもあった。

深夜で電源も落ちている洋館内は真っ暗闇だったが、ホタルの光のように、シーサーの周囲だけがほの白く光って俺達の行き先を照らした。
前方は暗視ゴーグルで視認できたが、やっぱり全面真っ暗よりかはこの方が精神的に優しい。

『先輩、聞こえますか?』
シーサーの口から榎本の声が聞こえる。犬が人語を喋っている光景は、いつ見ても奇妙に思えた。

「感度良好だ。視界もばっちりいけてる」
『ラジャーっす。それではナビを開始します。…これから本社資料、及び被害者の少年たちによる証言に基づき、施設内の探索に入ります。
最終ポイントは別館地下。
そこにいる、もしくは「いた」と思われる日向双次郎、他生存している研究スタッフの確認及び確保、並びに彼らの研究シャドウ「宣告者」の捕捉・又は殲滅が今回のミッションの最終目的です。
証言に寄りますと、日向はペルソナ適性のある少年少女のみを集め、彼らの内から実験に適合するペルソナ能力者を別館に連行、「宣告者」なるシャドウの餌にしていたものと思われます。今までの研究から、生きた人間からそのまま抽出されたシャドウを吸収し食したシャドウは強力な力を持っています。それに惹かれて周囲にはシャドウが多数集まってくると予想されるので、出来うる限り雑魚シャドウの少ないルートを検出します。戦闘はなるべく控えて、本戦に備えてください。僕からは以上です』
「心得た。では、始めてくれ」
『了解っす』

「わざわざ影時間に行かねばならんのが、厄介だな」
前を音もなくひた走るシーサーに付いていきながら、俺のすぐ隣で珍しく堂島がぼやいた。
「そう言うな。影時間に実験を行っていたようだから、何か普通の時間では問題があったのかも知れん。分からん事は極力潰して、出来る限り真実を持ち帰らないと上がうるさいし、俺らも寝覚めが悪い。そうだろ?」
「まあな。…今回は、楽に済めばいいが」
「そうだな。…まあ、何とかなるさ」

何とかなるさ。何遍繰り返したか分からない気休めを呟いて、俺たちは足取りを速めた。












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