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ゲーム二次創作中心ブログ。 更新まったり。作品ぼちぼち。

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※小ネタです。
*

「すみません庵先輩、先程の大輔さんとお母さんの会話聞いてて思ったのですけど、僕、九州のお国言葉がイマイチ聞いても良く分からないのですが…」
「そうか敦、それは困ったな。
ならばお前に俺のとっておき、『ナマリンガル』を授けるお」
「そ、それは一体…!」
「これは一見補聴器みたいに見えるが、装着するとあら不思議。
色んな土地土地の訛りに対応して耳の中で自動的に標準語寄りに翻訳してくれるっていう優れもの。
ちなみに俺発明。特許出願中。ナウなヤングにバカ受け予定な今年一番のトレンド玩具よ」

「先輩…!流石天才、凄いですぅ!」

「(あるあ…ねーよ!これはねえ!)」
「(だよな大輔…んなもんあったら、中の奴がなまじ「博多●丸・●吉の博多弁講座」とかいう本をわざわざ九州旅行のついでに買ってきて勉強するはずねえっての…)」
「(と言いますか安藤先輩、正直に中の人も「九州訛りが把握出来ない」って、白状すればいいのに…)」

すみませんこういう奴でごめんなさいorz

「と、いう訳で」
「基本標準語寄りな会話で進行しますよ!」(おかしな方言使ってても、勘弁な!(←)

【↓ 本編に戻ります】

*

大輔に促されるまま裏口から伯楽へ入店すると、そのままトイレ脇の出入り口よりカウンターから店の奥まで目線を走らせる。
六人掛けのカウンターに所狭しと並べられた四人掛けの卓。どの卓もカウンターも木目が油を塗ったように磨き込まれて艶が出ているのが印象的だ。室内はクーラーが効いているにも関わらずラーメンの湯気と残り香で僅かに汗ばむ陽気なのだが、鼻をくすぐる濃厚な豚骨スープの香りで食欲がむくむくと湧いて、途端に気にならなくなる。
熱い熱いと言う呟きが褒め言葉に変わるのもラーメン屋ならではである。

夜の仕込みが出来上がるまでしばらく休んでいるといいとの事で店の二階=従業員の休憩室に案内されると、畳の上に座った途端、空腹以上に既にグロッキーであった敦に続き、他メンバーも体力メーターがゼロをカウントしてしまい、しばし畳の上で灰となり夜まで泥のように眠りについた。

*

次に四人が目を覚ましたのは八時過ぎ。
長時間車内で揺られていたせいか、はたまた騒ぎ過ぎていた反動か、晶は全身の鈍い筋肉痛で目を覚ました。
上半身を起こし、寝ぼけ眼をこすって「当たり前かぁ」と、きしむ首をなでる。
マットを敷いた畳の上で雑魚寝だ、若いとはいえ身体に堪える。
特に背中がギシギシいって仕方ない。しばらくジムにも行ってないから運動不足だなと一人反省する。

寝起きの痺れたような全身のけだるさにまどろんでいると、階下からおーい、と呼ぶ声が聞こえた。

「起きたかー?今日は早めに店仕舞うから、良かったら降りて来いよ。晩飯にまかない食べさせてくれるってよ」
大輔の声で次々に他の三人が身体を起こしたのを見て、晶は「現金なの」と苦笑をこぼした。

【8月9日夜・博多市内中心部・これから遅めの晩ご飯】












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