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ゲーム二次創作中心ブログ。 更新まったり。作品ぼちぼち。

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ヒゲリーダーの大きな穴ぼこ。
*

五回戦:
チーム桜島中堅かっぺいた→副将ダイちゃん(プロ4060万)へ

「遂に出てきたか…」
相手には顔が見えないため自然とバツが悪そうに顔をしかめる夏彦に、台を挟んだ向かい側へ座った大輔も眉根をひそめたまま「先に言っておきますけど」と口を開く。

「何だ?」
「俺はガンガン弱点突きますよ?」
「ぬぐっ…!」
やっぱりか、と言う代わりに、あからさまに夏彦の顔に険しさが増す。
大輔も夏彦のリアクションにコメントする代わりに、「つうか、俺は庵か杏奈さんまで回ってこないと思ってたぞ」と背後で小さくなっているチームメイトにちくりと一言。

「ええー…ダイちゃんは強いからそうかもしんないけどさー」
ぶーぶー、とアヒル口で反論するみやむーに、大輔は「いや」と振り返る。
「俺は、みやちゃんで3タテ出来ると思ってたんだが」
「えっ」
「まー、フェアじゃないと思って教えなかった俺も悪いのかもしれんが…」

前日のチーム桜島内・対戦相手対策会議の際、見れば分かると思ってあえてA大Q研の情報を極力教えなかった大輔だが、まさかこんなに早く出番が来ようとは思わなかったのである。

敦と夏彦は得意が上三つの学問系、苦手はサブカル系と分かりやすい学問系プレイヤーだったため、ヲタ&芸能好きな最初のみやむーとテッチャンで押し切れると読んでいたのだが、飛んだ大誤算だ。
もっとも、二人が夏彦を軽く見た理由も分からなくもない。

夏彦のステータスは折に触れて対戦していたので見ているが、漫画アニメゲームの数値が異常に低いのである。

参考までに、自然科学が2000pt越えしている他、地歴社国語は既に1000pt台前半と、研究の合間をぬっての少ないプレイ時間を鑑みても大学院生らしく高水準。
追ってスポーツもLV9、グルメ生活と趣味雑学LV8、そこからグッと下がってエンターテイメントLV6。

…そして。漫画アニメゲームがLV4。
ぶっちぎりで苦手なジャンルだと丸わかりである。
プレイ中に横で見ていると能力値画面での八角形のいびつさがよく分かる。苦手部分だけ内にえぐるような鋭角を描いているのだ。
以前、本人に直接尋ねたのだが、本当にさっぱりで困っていると頭をひねっていた。
問題覚えたらいいじゃないですか、とアドバイスすると、覚えた問題をコツコツ重ねてこの程度だそうである。

「俺、まともに読んだ漫画って手塚治虫とマンガ日本の歴史とか世界の歴史とか、図書館に置いてあるようなのしかなくってさ…」
彼の家にはジャ●プはおろかコロコ●コミックも●ンボンも、果ては小学●年生とかもなかったらしい。
ジャンプは一時読みたくて廃品回収の際に出されてたものを読んだ事があるが、近所の同級生にバカにされて以来止めたそうだ。
友達も少なく、また雑誌の貸し借りも貸す物がないためしたことがなく、ほとんど図書館で活字の読本を借りていたという。
マンガを買う金があったら駄菓子を買い、テレビは電気代節約のためニュースとクイズ番組を見たい時だけつけてたとの事で、道々助手席で交通案内をしながら聞いた苦労話で察するに、娯楽に費やすような余裕さえない幼少期を過ごしていたのが原因だろうと思われる。
辛うじて、バイト先の有線放送でヒットソングなどは聴いていたためエンタはまだマシな方なんだよと、しみじみと語る夏彦に車中の全乗員が泣いた。

ついでに、晶に関しては能力的に穴はないが難問や変化球的な奇問や問題分岐等、初見での応用問題に弱いため場数を踏んでいる分こちらが有利だと思ってあまりマークしていない。
侮っている訳ではないが、大輔自身は勝てる気でいるためむしろ夏彦の方を警戒していた。
穴がはっきり分かっている分、夏彦は得意ジャンルの問題を絶対にとりこぼさぬように攻めてくる。
早押し形式のクイズで夏彦が選択してくるであろう得意ジャンル問にプラスして、ランダム問でも学問系ジャンルが多数追加された場合、やや不利になるのではと読んでいた。

「(だから、ここで俺がどうにかしておかないとマジでやばいだろうな)」
勝負の行方的な意味でも、と大輔はボタンに添えた手を外して一旦指を振ってほぐす。
大将のオレゴン=小野田と、夏彦は得意ジャンルがかぶっている。(小野田はスポーツが得意だが、夏彦も兄の影響でかなり強い)
信頼してない訳ではないし、早押しスキルからしても小野田の方が上だと信用しているが、時々とんでもない易問を平気で間違うクセが未だにあるため、杏奈とのデートをゲットするべくあらゆる万難を排しておきたい大輔としては、自分のターンまでに夏彦と晶の撃破は最低ラインの勝利条件であった。

【8月12日・大輔出陣・夏彦険しい表情・続く】












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