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ゲーム二次創作中心ブログ。 更新まったり。作品ぼちぼち。

大輔「本編の前に!一言!2010年の俺が!言いたい事があるっ!!!!!

福岡!ソフトバンク!!ホークス!!!優勝おめでとーーーーーー!!!

七年!!今の年からだと二年!!長い間プレーオフやら何やらで!!!
苦しんだ年月も!!今日の優勝で!!吹き飛びました!!!!
秋山監督!!監督っ!!!おめでとーーーーーーーー!!!!
俺の本多!!おめでとう!!杉内!!お前の見せた気合いのお陰だ!
背番号十五のハリーから、見ててくれてますか!!藤井さん!
あーーーー!!お目汚しすみませんが!!今日だけ言わせてくれ!!
おめでとーーー!!!ホークスおめでとーーーーー!!!」

以上、二年後の九州某所から(にわか→)阪神ファンがお届けしております。

…いや、実は阪神星野監督時代から、ずっとホークスはプレーオフで割り食ってるような気がしてならなかったのでつい。
特に印象深いのは2005年プレーオフ対ロッテ最終戦、最後の最後でミスターロッテ・初芝に奇跡のヒットを許してしまった時。(ぼてぼてのサードゴロ→川崎とバティスタ守備でまさかの交錯→初芝全力疾走→セーフ)このヒットからの連打でまさかのロッテ優勝。
どう考えても、全力疾走しても無理なぼてぼてのゴロだったのに…思えばあれから数年、端から見ていても惜しい所で優勝を逃していたように思います。

スピッツの草野氏がファンということもあり、今回のリーグ優勝もこの場を借りてひっそりお祝いしたいと思います。おめでとう、CSも頑張ってねー。

以上、自力優勝を願う阪神ファンのつぶやきでした。

【続きは追記からどうぞ】
*

チームA大Q研あんどうなつ→中堅アッキー(プロ101万)へ

「お前もこないだプロなったばっかなんだよな」
特に感慨深げでもなく対戦台の向こう側で呟く大輔に、「そうですよー」と晶も気のない返事。
意味のない腹のさぐりあい。
そこから、既に勝負が始まっている。

大輔「(こいつにだけは負けたくない。色々な意味で)」
晶「(大輔さんに勝ったら大金星…多分みんなそう思ってるんだろうけど、僕は勝つ、絶対勝つ…!)」
双方、腹の中で思う事は同じだ。
別に示し合わせた訳でもないが、一度端から端まで張ってしまった男の意地の張り合いである。
そのまま勝敗が明日の予定になるなら、死力を尽くして立ち向かわねばならまい。


アッキー(晶):得意:グルメ・生活 苦手:スポーツ(今現在)

第一試合:早押しクイズ
ダイちゃん選択>歴史・地理・社会(最初が肝心)
アッキー選択>語学・文学(ちょっと分が悪いね)

初手は、相手にとって可もなく不可も無しなジャンルを選ぶ。
趣味雑学と迷ったが、どちらにしろジャンルポイントの差分を見ても分が悪い事に変わりはないし、それならある程度得意なジャンルで攻めるかと判断した晶であったが。

結果:40×0で大輔勝利。

観客も大喜びの展開に沸く中、晶の背後からそろっと庵が腕を肩に回して耳打ちしてきた。

「アキ君アキ君、ちょっと消極的すぎやしない?」
庵の言い分は分かる。
夏彦同様ほとんど、いや全く押せなかった。
今日の大輔は神懸かり的に問題の読みが冴えているようで、問題文が一行終わらぬ…いや一行の前半部でほぼ押し込んでくる。
ダイブといえばダイブ状態なのだが、その割に正解も問題分岐前で見切って回答してくる。
これが一朝一夕で出来る芸当でないのは誰から見ても明らかだ。

「いや、考えはあるから」
「ホントに?だいじょぶ?」
「勿論」
「ん、よし」
画面が次の試合に切り替わった所で、庵もするりと腕を外して背後へ退いた。
一方の大輔は、一本先取に加え会場からの押せ押せムードに後押しされているにもかかわらず、表情は硬い。
リラックスが感じられた夏彦戦と違い、先程からボタンを押すごとに集中力を高めているような張りつめた表情をしている。

「晶さん、大丈夫でしょうか…」
小声でそっと訊ねてくる杏奈に、庵は「だいじょぶだよ」とそっと笑い返す。

「晶なら出来るよ」
その言い方があまりにも潔かったため、杏奈は「でも」と言いかけた言葉をそのまま飲み込んで、真っ直ぐ伸びた彼の背中を見つめた。



第二試合:早押し連想クイズ(30pt先制)
ダイちゃん選択>スポーツ(畳みかけてやる)
アッキー選択>エンターテイメント(やるか)
スポーツ×3・エンタ×1・後発ランダムジャンルに自然科学・漫アゲ、スロットル装填完了。

「ダイちゃん攻め攻めだなぁ」
「速攻かけてるね」
仲間の快進撃に惚れ惚れしているチーム桜島負け組三人の会話を、回り込んできたアイアイのマイクが拾う。
やはり、仲間同士から見ても今日の大輔は攻撃的な押し方をしているようだ。
で、当の本人はカッカしているのかと言えば間逆である。夕暮れ時にさしかかり始めた真夏の陽光が容赦なく照りつける壇上で眉根に軽くシワを寄せたまま、への字口で画面を睨んでピクリともしない。集中力に脂が乗ってきたようだ。
対する晶は、堅い表情のまま大きく深呼吸をして、ふう、と細く長く息を吐いた。

「おおっとチーム桜島さん優勢だね~♪このままいっちゃうかな~?」
「無論」
唐突にぼそりと口を開いた事で、アイアイをびくつかせる大輔であった。

※問題は白黒反転で表示

第一問:スポーツ
【チームスポーツ】【レイダー】【アンティ】【キャント】【1チーム10~12名】【主に南アジアで行われている】【アジア競技大会】【言葉に意味はない】【インド発祥】

「はい」晶PUSH!

回答文字制限:無し
回答文字群:【ク】【セ】【テ】【カ】

【カバディ】○ 正解!+10pt

「………へえ」
驚くよりも感心した様子で、大輔は息を吐いた。
連想クイズはヒント九個だが、ジャンルも十個目のヒントである。
勘さえ良ければ出題ジャンル+最初のヒントで答える事も可能だが、不得意ジャンルと点灯しているスポーツ問で二枚目から押して正答してくるとは。確かに連想系だけは得意だったよなぁと思い直し、夏彦から続く早押し連勝の流れで大輔は無意識に手加減をしかかっていた自分を自戒する。



第二問:エンターテイメント
【バスク系フランス人】【展覧会の絵】【作曲家】【7歳でピアノを始める】【生涯独身】【管弦楽の魔術師】【民族主義】【印象派】【夜のガスパール】【ボレロ】

「はい!」晶PUSH!


回答文字制限:無し
回答文字群:【ラ】【デ】【グ】【フ】

「・・・・(ええっと、フランス系、フランス系、バスク系でフランスフランス…)」

【ラヴェル】○ 正解!+10pt

「(早い!)」
初手のヒントで押し込んだが、コンマ0.3秒差で取られた事が逆に意外でもあった。
チッ、と舌打ちをしてしまうも、大輔は気を取り直して画面を見据える。
…間違いない。
普段の晶の慎重な早押しスタイルからはにわかに考え難いが、ほとんど一枚目が開くか開かないか程度の状態で押してきている=問題ジャンルと一枚目のヒントのみで正解を狙ってダイブしている。
やけに長考しているとは思っていたが、おそらく押してから考えている。
今までは割とあからさまなヒントばかりが一・二枚目に寄せてあるので晶くらい物知りなら捻り出せる問題だろうが…。
そんなに俺に負けたくないか。
別に良いけどよ、と大輔は思うも別の考えが浮かぶ。

「(慣れない事してると、足すくわれるぞ?)」
そう、まだ大輔は全くもって余裕であった。


第三問:スポーツ
【岡山県出身】【ニックネームはジイ】【駄洒落好き】【犠打世界記録】【子だくさん】【現中日ドラゴンズコーチ】【バント職人】【メンタルアドバイザー】【守備職人】【和製オジー・スミス】

「はい!」晶PUSH!

「(地元で有名なスポーツ選手は…)」

回答文字制限:七文字
回答文字群:【も】【あ】【か】【ひ】

【も】=もりすえしんじ
【あ】=ありもりゆうこ
【か】=?
【ひ】=ひとみきぬえ…は足りないか。

「・・・・」
ここに来て、初めて晶の全身に戦慄が走った。

候補が絞れない。

「(しまった、もう一枚見てれば…!)」

【も】か【あ】か。どっちだ。どっちかが通れば…。

【あ】× 10秒ペナルティ発動。

「あー…」と嘆息がこぼれて一瞬がくりと肩を落とすも、晶はすぐに気を取り直して顔を上げる。
まあいい、もしかしたら大輔さんも分からないかも知れないし…と思っていた矢先。

三枚目が開いた所で大輔悠々とプッシュ。

【かわいまさひろ】○ 正解!+10pt

「(【か】だったのか!)」
こんな選手いたっけなと心中首を傾げる晶に対して、大輔は「それ見たことか」と口にしないまでも、台の向こう側で平静を装っている晶の焦りを見抜ききっていた。

「(川相さんくらい野球好きなら余裕だろ常考)」
問題ジャンルに関わらず、このまま晶が正解を積んで押し切っていたらまずい事になっていただろう。

が。
晶はここから崩れる。間違いなく。

…勝負所での打たれ弱さがいかほどか、大輔は店内対戦を重ねてよく分かっていた。
本人は気付いてないのだろう、どうしてそんな一つの間違いから坂を転げ落ちるように瓦解してしまうのか。

これで一気に有利になった。断言してもいい。
これ以降、晶は一枚押しはしてこない。
元来慎重派な上に、一度しくじると二の足を踏むのが目に見えている。

ならば、こちらが仕返すだけだ。
さてどう攻めるかな。大輔は晶をいかに意地悪く追いつめるか、僅かながらイタズラ心さえむくむくと沸いてくるほどであった。

【8月12日昼過ぎ・焦る晶・してやったり大輔・続く】












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