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ゲーム二次創作中心ブログ。 更新まったり。作品ぼちぼち。

「myuu先生!追試レポート出来ました!よろしくお願いします!」

一ヶ月ぶりの更新失礼いたします。
ハチヤです。

四月中の更新が月末になってしまい、myuuさんには大変申し訳なく…。
遅筆こじらせてるようで、どうにかしたい今日この頃。

前回の「わたしのあこがれのひと」の続きからになります。
長くなりましたので、数回に分けております。
お待たせしまくりで、本当にすみませんでした…。
平身低頭、ハチヤでした。

【続きからどうぞです】


前略。

説明!
俺の友達のがっかり系ロン毛が恋してるポニーにあこがれの人認定されて、
現在返答を待たれている俺が来ましたよ、と。

つまり。
俺は全くその気がない超絶美人に告白されました。
惚れられた理由である「あこがれのひと」の真意を知らぬままに。

で、現在。

友人は動揺しまくりで「本当にその気がないの?マジで?見る目ないなあ」とかのたまうので、「あったら困るだろうがゴルア」と叱ったら犬みたいにシュンとしてます。もう一人の友人(デフォ男とする)は、「こいつなんか無視して付き合えばいいのにー」と、意に介する様子もなし。

俺はあの告白から三日間、鉢合わせても気まずいためゲーセンで憂さ晴らしも出来ず、こうしてスタバでトールラテをがぶ飲みして、名状しがたいうめき声を漏らしていた。

「俺のどこがいいんだか」
「それを日曜日に確認してくるんだろう?勘違いなら、このご縁も切れてしまうし…頼む!どうか最後の糸をつなぎ止めてくれ!」
「そうそう。ロン毛のためにも、頑張ってこいよな!」

簡単に言うな!…と思ったが、心当たりがない、訳でもなかった。
が、それはばれていない自信があった。…の、だが。

さて日曜日。
決戦の地はロン毛お勧めのオサレ喫茶。
俺的にはスタバでも良かったんだが、ソファ席の背もたれ部分が丈長なので、潜伏していてもばれにくいらしい。…つまり、俺の二人席の背後で、あのアホ二人が聞き耳たててるって寸法だ。ソファからずり落ちそうになりながら。

「今日は来てくださってありがとうございました」
目の前のポニ子さんは相変わらずの素敵森ガール姿で目をウルウルさせている。
ウルウルされる理由が分からないので冷や汗もんだ。
これで人違いでしたー、ってなったらどうなるんだ俺は。
一週間も期待させておいて、と美人に怒鳴られるのはイヤだなあと思いつつ。

「いや、いい。で、俺のどこがそんなにいいんだ?」
「豚骨サブローさんだからでモゴッフ」
「ちょっおま待て!!!待て!!!どこでそれを!!」
とっさに口を塞ぐも、俺は冷や汗が止まらない。
背後にあいつらがいると分かっているので、心臓がゲロッと飛び出すかと思った。背中がお寒いとはこのことか。そっちからきやがったのか勘弁してくれよオイオイ…と、心中は瞬間最大風速で理性が吹っ飛びかかるもすんでのところで踏ん張り、そろりと手を口から離すと着座し直し声音のボリュームを最小まで低く押し殺す。
「…どこでそれを知った!」
「私、夏コミはボカロ関連巡りしてたのですけど、そこで豚骨さんの知り合いに」
「モヒさんと呼んでくれ頼む。頼むから」
「はい、ではモヒさんとお呼びしますが…モヒさん、自分のサークルにまるで顔出さないですけど、いつも同じ方に売り子頼んでますよね。ツインテさん」
「お、おう…」
「あの方と仲良くなりまして」
「おう」
「昨年の忘年会で撮影した写真を拝見させていただき、はれて特定させていただきました」
「おお、もう…」

あんのロリレイヤー覚えてやがれよこんちきしょう、と思ったは思ったが…遂にこの日が来てしまったのか…と俺は頭を抱えるほかなかった。

「あの、どうしてそんなに頭を抱えて」
「いや、俺の二つ名知ってるなら…ああそうか、ボカロのプロデューサーをアマチュアながらなんとなくやっててるだけって思ってるのかね」
それなら、フラレるフラグも回収出来るし万々歳だと計算完了した矢先。

「いえ、その線から私の大好きなアーケードゲーム「ミラクル☆マトリクス」のキャラデザ・メンマーさんだってわかってガモッフ!」

…再び、俺はポニ子の口を塞がざるをえなかった。
しかも、割としっかりめに、モゴモゴしてても力を緩めず…いやそれ以前に顔をあげられないくらいに真っ赤になってたと思うけど。

訳が分からないだろう。やむを得ない。
話をしよう。

【続く】












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