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ゲーム二次創作中心ブログ。 更新まったり。作品ぼちぼち。

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愛のクトゥルフ。


「イアイアハスタア」
「イアイアハスタア」

ガチャン キー バタン


「暗号よし。では今日もめくるめくラブクラフト様愛好会を始めますよ」
「イエス、マイハニー。今日は新鋭画家ギーガーの最新画集を持ち寄ったりしちゃったりなんかしましてね」
「ktkr!ktkr!」

学内の部活棟。学生の姿は少ない…。
棟内一番奥の部屋には「クイズ研究同好会」の札が下がっていたが、中ではクイズとはさほど関係ないオカルトテイストな画集やクロッキー帳を手にしたカップルがきゃっきゃうふふなピンク空間を発生させていた。
目の前にはグロテスクと形容するのが好ましい軟体動物のスケッチを広げながら。

「あー…やばい、やばいですね!この繊細なタッチで描写されたクトゥグア様!さすが生ける炎!ニャルラトホテップを燃やし尽くし大地を舐め尽くさんばかりの炎渦巻く絶対零度の流刑地!そこにたたずむ荘厳さがたまらないですわぁ」
「その見開きはポスターにしてほしいよねー、ダヴィンチの水流のスケッチみたく流れの一つ一つまで繊細に描かれた毛細血管と血溜まりから噴き出す火焔の描写はゾクゾクするよね…」
「わかりますーわかりますー!次ページのアフーム=ザーの極寒の炎も…」

「俺にはさっぱりわからねえなあ…おいコラ」
室内を絹を裂いたかのような悲鳴があがる。その悲鳴は驚き半分羞恥半分で淑女の顔も赤くなったり青くなったりしているのを見て、突然の来訪者であるソフトモヒカンの男は何も言わず渋い顔をしたきりであった。
「い、いつからそこに!」
「駄目じゃないかモヒ、合い言葉を言ってもらわないとオカルト的に盛り上がらないでしょ?」
「いやここクイズ研究同好会ですから」
ですよねー、と二人きりの同好会活動をあっさりやめるとカップル=ロン毛とポニ子は出入り口で困惑の表情を浮かべたまま棒立ちになっているモヒに平謝りの苦笑いを浮かべた。…が、次の瞬間にはモヒの腕に抱えられた珍客に目を奪われる。
「その子は?」
「あー…チーカマやったらついてきて離れなくて…」
とりあえず、座っていい?とモヒは腕に抱えた子犬を抱き直してパイプ椅子に座った。

【続く】












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